コモンセイジの下葉の枯れ上がり

Q:昨年買ったコモンセイジが今年すごくたくさん花をつけました。でもその後で下のほうの葉が黒くなり徐々に枯れていきます。そのままにしていても大丈夫ですか。それとも葉は取ったほうが良いでしょうか。心配です。(奈良県 T様)

A:コモンセイジの花、しっかり咲かせるととても見事ですよね。さて、御心配いただいている件ですが、よくある状況ですのであまり心配は必要ございません。

一つに、ハーブの仲間は古くなった下の葉を徐々に落として行く性質があります。枯れたように見えますが、セイジが自分で葉を落としたと考えられると良いでしょう。大きい株だけでなく、小さい株でもよく起こりますし、特に花が咲く時期、花がつく茎はその傾向が一層強いです。もう一つの原因として蒸れも考えられます。梅雨の高温多湿のため、株元を涼しくしようとして、下の葉が枯れて行きます。にたようなことはラベンダーやオレガノにも良く見られます。

また、枯れた葉ですが、取り除かれた方が良いです。また、花が終りますと、下のほうの枝から新芽が覗き始めていると思います。この新芽を伸ばすように古い枝を切り詰めて剪定してください。コモンセイジはなるべく古い枝を残さないよう剪定して新しい枝に更新することが長く楽しむ秘訣です。