立性ローズマリー

ローズマリーの剪定、時期と方法は?

Q:ローズマリーの花が今年はたくさん咲きました。今、咲き終って少し見た目が悪い状態になっています。これは剪定した方が良いのでしょうか。また、形を整える剪定はいつごろすると良いのでしょうか。

A:株がまだ小さい頃は、咲き終ってから花柄を落とすぐらいで良いでしょう。また、大きく成長した株の場合、あわせて剪定もすると良いと思います。

特に立性のローズマリーは秋から開花しますので、夏までに剪定しておくと良い新芽が伸びて花が付きやすくなります。

上の写真は定植後3年ほど経過したトスカナブルーローズマリーです。植えてから伸ばしっぱなしにしていたため、一部枝も横に倒れるようになりました。(毎年こまめに剪定して枝が倒れないようにするのがベターです)

ちょうど開花が終って花がらが残り、見た目も悪くなりました。

とりあえず倒れた枝を整理して形をざっと整えます。株幅も広がり過ぎているので、スリムになるように。降雪の有る地方の場合、雪による枝折れや、裂けているところがないかもチェックしておきましょう。

このままではやや高すぎるのでさらに剪定をします。※このローズマリーはあるマンションの入り口にあるため、万一を考えて軽めに剪定。上から1/2程度で剪定しました。もっと切り詰めることも可能ですが、必ず葉を残して置きましょう。

また、成長過程にある株の場合は、昨年に延びた枝の1/2~2/3程度剪定しても良いでしょう。

既に新しい枝が伸びはじめています。この枝に今年の秋から花芽が付きます。

育てる地域、栽培環境によっては更にコンパクトに仕立てる方が良い場合もあります。御了承ください。