Tag Archives: 7月

秋に咲くセイジが倒れてしまいます

Q:いつもお世話になっております。
数年前に購入させて頂いたセージ達
(全部では無いかもしれません)
沢山元気に咲いておりますが

 


【メキシカンブッシュセージ】

【ロシアンセージ】


【サルビアインボルクラータ】

画像添付しましたこの3種類
どうしても背が高いせいか毎年毎年
倒れ込んでしまいます。

毎年大変花付きも良く豪華に咲いてくれるので
どうしたらいいか悩んでます。

支柱なのかそれとも剪定の仕方なのか
お手隙の際にでも
ご回答お願い致します!

(神奈川県 M様)

 

A:元気に育っているようで何よりです。

いずれも、秋に咲く種類ですね。これらは夏に強い分、夏の間に背が高くなって倒れやすいのも確かです。
花に影響がないように低くするには、梅雨明け前後に1/3程度にまで剪定をしてみてください。枝数は増えるかもしれませんが今よりは低くなると思います。あまり時期が遅くなると秋の花に影響しますのでお気をつけください。

また、環境的に日差しが足りず、上に上にと伸びていって倒れやすいのもしれません。もし可能なら環境を変えることで低めに育つようになるかもしれません。

春以降、水や肥料を制限することも効果的ですのでお試しください。

レモンバーム、ピンクベルガモット、セイジ、アップルミントの害虫被害

Q:5月下旬頃に苗を購入させて頂まして、福井県で地植えで育てております。
今年の夏は猛暑続きで、8月頃から葉の状態が変わってきたように思います。

レモンバーム、ピンクベルガモット、セイジ、アップルミントの写真を添付します。

レモンバームの葉が白くなっており、葉の裏には赤い小さい虫が全体についています。

調べてみまして赤い虫は葉ダニなのかなと思っております。
白くなるのは水分不足でしょうか。

ピンクベルガモット、セイジも同じように赤い虫がついています。

セイジは葉が固くなってきたようにも思います。
20センチ弱であまり成長もしていません。

アップルミントも全体的に葉も小さく、白っぽくなっております。
こちらも水分不足でしょうか?

全体的に写真のような状態で、無農薬で育てたいのですが、一度、葉を全部落とすとまた新しく出てきますでしょうか?

または新しい苗を植えようかと思っております。

何か対処がありましたら教えて頂けたらと思います。

よろしくお願い致します。

A:お問い合わせありがとうございました。写真も拝見いたしました。

さて、まずレモンバームとアップルミントですがこれらは確かにハダニのようです。乾燥を好むため、葉が乾燥しているのが原因ですが、ものすごくたくさん発生している感じではないですし、下記のように夏の葉と秋の葉が入れ替わる時期ですのでバッサリ剪定するのが良いでしょう。白くなったのはハダニが吸汁したあとです。
ミントの夏の剪定-初心者のためのハーブ講座

ミントはアブラムシ、ヨコバイの被害のあともあるかもしれません。

セイジは、写真にも何匹か写っていますが、グンバイムシがいるようでそれに吸汁されているようです。傷んだ葉は剪定してもいいですが、それほどひどくないですから様子を見ても良いと思います。むしろこの暑さの中では検討していると思います。

ベルガモットもおそらくハダニだと思われますが、こちらは涼しくなるのを待ってみてください。気温が低くなって雨が降ると調子が戻るのではないでしょうか。

北陸も今年は相当な暑さのようですね。植物も大変なようですが、どうぞご自愛ください。

猛暑の中ミントを剪定しても大丈夫でしょうか

Q:いつもお世話になります。

アップルミント、モヒートミント、ともに剪定がてら使用してきましたが、いま、写真のような状況です。
こんな猛暑(35度以上)でもばっさり剪定しても大丈夫でしょうか。下からは、新芽が少しずつ出ています。
8月以降も、モヒートや、ハーブティーに使いたいので、元気に育ってくれるか心配でしたので、質問させて頂きました。

埼玉県 N様

A:ミントは剪定にはとても強いですし、むしろ剪定した方が、根の負担が減りますのでおすすめです。当店もこの時期(梅雨明け直後)株元ギリギリでバッサリ剪定します。
利用する場合も剪定した方がフレッシュで良好な芽が育ちやすいですので是非行ってください。

下記ページも参考にしてみてください。
ミントの夏の剪定-初心者のためのハーブ講座
http://www.qherb.jp/onlineshop/gardening/beginners/onlineshop-beginners_howtotrimmint.html

ミントの葉っぱが白っぽく点々と色が抜けました

Q:こんにちは。先日ハーブを購入したSと申します。
葉っぱの様子が変わったため、心配でご連絡いたしました。

ミントの葉っぱが白っぽく点々と色が抜けているようです。
特にぐったりした様子はないのですが、心配です。
シトロネラグラスは、葉っぱの先が茶色になりました。お水は土が乾いた時にたっぷりと、を心がけていますが、何かたりないでしょうか?

写真を送ります。
お手隙の際に一度見てみていただけないでしょうか。

それから、今日からしばらく雨になりそうです。
ミントとシトロネラグラスは鉢植えにしたのですが、雨は避けた方が良いのでしょうか?それとも、自然に外に置いておいた方が良いでしょうか?
その他のハーブは地植えしたのですが、こちらも雨除けは必要でしょうか?

お忙しいところ恐れ入りますが、教えていただけるたうれしいです。どうぞよろしくお願いします。

(京都府 S様より)

A:いつもありがとうございます。お問い合わせありがとうございました。
写真も拝見いたしました。

写真も拝見いたしました。おそらく下記のヨコバイによるものだと思います。
ミントやオレガノ、ローズマリーに斑点が出ます | ヘルプ・Q&A

ミントやオレガノ、ローズマリーに斑点が出ます

シトロネラグラスについては一時的な水切れです。少し鉢が小さいと思われます。植え替えには強いですのでもう少し大きく深い鉢にしていただくと良いでしょう。

どちらも雨、湿気には強いですが、土が跳ね返るような強い雨は避けた方が良いでしょう。
地植えも雨避けは不要ですが、同様に株元の土が跳ねないよう、株元に腐葉土やワラ、バーク堆肥やチップなどでマルチをすると良いでしょう。

鉢植えのローズマリーの土が鉢から離れるような感じになりました

Q:何年か前に購入したローズマリーですが、
ここ1週間ほどで、土が鉢から離れているような感じになっています。
乾いたころに水やりをしていますが、乾きすぎ等なのでしょうか。

A:すぐに対策が必要です。下記のコガネムシ被害だと思われます。時期的には植え替えは避けたいところですが、このままにしても悪化するばかりですので、一刻も早く、下記のように植え替えしてみてください。植え替え後も半月ぐらいは注意してみてください。
コガネムシ対策(その1)・被害と鉢植えでの対策
https://www.qherb.jp/onlineshop/gardening/beginners/koganemushi.html

 

8/11追記

お客様より、その後の状況についての報告がありました。

「幼虫は一匹も出てこず
鉢から出したところ、土がポロポロと取れて
添付の画像のようになってしまいました。。」とのことです。すでに成虫になって出て行った後かもしれませんが、土がポロポロととれたと言うのも、このように細かい根が食害されてしまったのが原因です。しっかり剪定して植え替えれば、なんとか復活もできると思われます。

 

カニングハムミントの中心部が変色してきました

Q:教えて頂きたいことがあります。

写真のようにカニングハムミントを植えているのですが、株の中心部あたりが黄色く変色してきています。この部分の対応はどうすれば良いでしょうか。。。

A:カニングハムミントに限らず、多くのグラウンドカバー植物で同様におこりやすいことなのですが、株の中心部分というのは、その株が育ち始めたころの葉、つまり、古い葉です。
古い葉は徐々に光合成をする力も衰えてきます。そのため、植物はそういった古い葉を落として新しい葉にエネルギーを使うようにします。
上に伸びる植物の場合は、下記のように株元の古い葉がそうなりますし、グラウンドカバーの場合はこのように中央部が枯れてくることが多いです。ミントでも、ペニーロイヤルミントやコルシカンミントなどがこのようになりやすい傾向があります。

ゼラニウムの下の方の葉が黄色くなり始めました | ヘルプ・Q&A

ゼラニウムの下の方の葉が黄色くなり始めました

レモンバーベナの株元の葉が黄色くなります | ヘルプ・Q&A

レモンバーベナの株元の葉が黄色くなります

上に伸びる植物の場合はどうしようもないのですが、グラウンドカバーになるような植物の場合は、この古いところを掘り上げて取り除き、あたらしい土を加えることでその部分に向かって新しい枝や葉が伸びてきます。また、株数が増えてくるとそういう場所を他の株の先端が伸びていってわかりにくくなることもあります。

レモンバーベナの株元の葉が黄色くなります

Q:お世話になります。
お忙しいところ申し訳ありません。アドバイスを頂きたくてメールしました。
先月送っていただいた苗のうち、レモンバーベナの元気がありません。
少し新芽は出ているのですが、地面に近い葉が黄色くなっていきます。
鉢植えで一日中日当たりのいい庭に置いています。
九州の日差しが強過ぎるのか、水のやり過ぎ、雨が多いので湿度がつらいのかなと
心配しています。
2本のうち1本は友達にあげたのですが、そちらはマンションのベランダで
育てていて、でも葉が黄色になってきているとのことでした。
よろしくお願いします。

他のハーブは一緒に置いていてとても元気に育っていて、楽しませてもらっています。
(大分県 N様)

A:レモンヴァーベナは暑さや強い日差しにも強いですし、湿度にも強いです。というより、気温が高くて湿り気が多い環境の方がよく育ち、むしろ低温や乾燥を苦手とします。
写真を見る限り、問題なさそうですし、新芽も出ているなら心配されなくても大丈夫だと思います。

これは、株元の古い葉が落ちる前兆です。下の方は小さくて古い葉で、今後光合成をする力も弱くなってきますから、自分でそういった葉を落とそうとしているところです。
放っておいても自然に落ちますが、取り除いていただいても構いません。今後、代わりに上の方の葉がどんどん繁ってくると思います。

お友達にもそのようにお伝えください。

(なお、秋の半ば〜終わりに落葉し始める時も同じように葉が黄色くなって徐々に落葉していきます。)

ミントの根元から伸びた根は?タイムの葉先の枯れは?

Q:ペパーミントの根元辺りから新たな芽?のようなものが伸びてきました。(写真左下)このままにしておいて良いのでしょうか?

タイムの先が枯れてきています。土を触って乾いていたら水をやるようにしていましたが、水分が足りなかったのでしょうか?このようになってしまったら剪定をした方が良いですか?また剪定はどの辺りから切ったら良いのでしょうか?
マンションのベランダに鉢を置いています。南向きのベランダで一日中明るいのですが、日が当たるのは午前中までで午後には当たらなくなります。

(広島県 N様)

A:ミントはこの季節、古い葉と新しい葉が入れ替わります。下記ページを参考に、収穫剪定してみてください。
ミントの夏の剪定-初心者のためのハーブ講座
http://www.qherb.jp/onlineshop/gardening/beginners/onlineshop-beginners_howtotrimmint.html

タイムの先は、一時的な水切れだと思います。気温も急激に上がりましたし、水分の蒸発量も多いのでしょう。
全体を半分ぐらいのところで剪定して根の負担を減らすと良いでしょう。

イレーネドイル ラベンダー 収穫&剪定について教えてください

Q:昨年11月末にイレーネドイルラベンダーの苗を購入した者です。

今年、5月後半から6月前半にかけ花が咲き収穫したところ
添付写真のように現在また花芽があがってきています。
ある程度咲いたところで再度収穫&剪定しようと考えておりますが
どのくらいの位置で剪定するのが良いか相談させてください。

できれば、コンパクトに形よく、最終的には9号くらいの鉢で
鉢の大きさを変えずに植替えを続けるように育てたいと考えております。

添付した写真のうち、「イレーネドイル – 剪定位置.JPG」に
考えている剪定位置2種類を書き込んでみました。
だいたい半分くらいの高さの青の線の高さと
枝別れが密集している位置の下の赤の線の高さではどちらが良いでしょうか?
それとも、この2つよりもっと高い位置で控えめに剪定したほうが良いでしょうか?

アドバイスいただけますと幸いです。
(東京都 H様)

A:お問い合わせありがとうございました。写真も拝見いたしました。

すでに一度咲いたとのこと、調子が良くて2番花が咲き始めたようですね。普通は夏を超えて秋に咲くことが多いのですが。よほどコンディションが良いのかもしれません。

おっしゃるように、ある程度咲いたら収穫剪定していただくと良いでしょう。

場所は赤のラインをお勧めします。これらイングリッシュ系のラベンダーはなるべくコンパクトになるよう剪定すると形良くまとまります。
もっと切り詰めることも可能ですが、今回は初めてお育てだと思いますので、赤のラインぐらいでお試しください。

ローマンカモミールがしなっとしてしまいました

Q:いつも大変お世話になっております。

3月にローマンカモミールを購入したKです。本日、13時ごろに撮影したローマンカモミールです。葉がしなぁ~としているので、心配しています。

今朝の状況としては、地植えですし、土の表面も湿っていてシャキッと元気でした。

今も土の表面は乾いているものの少し掘ってみると濡れているので水不足という感じではありません。実は、過去にも2回しなぁ~としたことがあり、土の状態を確認せずに水不足と判断して水やりしました。

2回目は朝(10:00頃)に2リットルくらいあげたのですが、その日は1日中しなぁ~としてました。翌日には少し元気になり、その次の日は元気になりました。

そんなこともあり、水不足?暑さ?と判断がつかず、対応に迷っています。

アドバイスをよろしくお願いいたします。

A:お問い合わせありがとうございました。写真も拝見いたしました。すごく大きくなりましたね。

いま、茎の先端に花芽がつこうとしている状態ですね。この時期は、気温も急に上がって葉から蒸発する水の量も増えますし、花ができ始める時は尚更水の消費も増えるようで、もっと乾燥に強いラベンダーでさえしんなりすることがあります。

ただ、これでどんどん水をやるのは逆効果です。まずは株の周りに腐葉土などを敷いて、表土の乾燥を防いでみてください。それでもダメなら、少し枝を減らすような剪定をしてみると良いでしょう。

おそらく今後雨が降れば落ち着くと思いますし、少なくとも病気や害虫が原因ではありませんのでしばらく様子を見るのが良いでしょう。

シトロネラやゼラニウム、ミントで蚊よけの効果が実感できるのでしょうか

Q:小学二年生の子供が、夏休みの自由研究にハーブで何かしたいというので相談中です。うちには蚊が多いので、蚊よけ・虫よけのハーブの効果を確かめてみるのも楽しそうかなと言っていますが、本当に効果はあるのでしょうか。我が家にもゼラニウムやミントがありますが、結構蚊がやってきます。シトロネラが蚊よけに良いとネットで見たことがあるので、シトロネラなら効果がでそうでしょうか、また今から育てて間に合うでしょうか。

(福岡県 N様)

A:夏休みの宿題にハーブの効能を試してみるのは、なかなか楽しそうですね。ただ、仰るように、なかなかそれらの植物を置いておくだけでは目に見える効果は難しいように思います。蚊よけの成分を多く含むシトロネラについても、当店の畑で育てていますが、その側で作業していても蚊は結構やってきます(もちろん、お客様の中にはこれらの虫が嫌うハーブの周りでは蚊に刺されないと仰る方も相当数いらっしゃいます)。そもそも置いておくだけで蚊が来ないような植物があればきっとすでに日本中のおうちに植えられていることでしょう。

もちろん、蚊が嫌う成分はいずれも含んでいると言われており、濃縮した成分が蚊よけ製品などに使われていますので、あるのとないのとでは差があると思われます。ただ、それを実感したり、研究の結果として得るのはかなり難しいかもしれません。もっと成分を濃縮して、エッセンシャルオイルぐらいになるとそれなりに実感できると思えるのですが。
とはいえ、うまくいくかどうかは別としても、いろいろ試してみてまとめることが自由研究ですので、ぜひチャレンジしていただければと思います。面白い結果が出ましたらぜひ教えてくださいね。シトロネラは気温が高いと成長が速いのでなんとか間に合うかもしれません。

バッタにかじられたバジルの葉はどうしたら良いでしょう

Q:以前買わせていただいたバジルがだいぶ大きくなってきました。そろそろ初の収穫を・・・。と思っていた矢先に葉がかじられてちぎられてしまいました。小さなバッタがいたので、多分そのせいだと思うのですが。
かじられた葉は食べても大丈夫でしょうか。また、そのまま育てる場合は取り除いたほうがいいのか、つけておいたほうがいいのかどちらでしょうか。

(大阪府 O様)

A:たいてい、収穫しようとするとかじられたりするものですよね。バッタの場合は、ただかじるだけですので、食べても大丈夫です。

また、そのまま育てる場合は、葉の一部がかじられたぐらいなら、まだ十分光合成する力は残っていますので、つけておいたほうが良いでしょう。
もちろん、バジルはこの時期成長が速いですので、見た目がきになるなら剪定していただいても構いません。

ローズマリーが何かに食べられた形跡があります

Q:いつもお世話になっております。

元気に育っていたローズマリーがお送りした写真の様なものがちらほらあるのですが、これはなにかの虫でしょうか。見たところ葉っぱに虫はいなさそうなのですが。

どのように対処したら良いでしょうか。

宜しくお願い致します。

(東京都 M様)

A:お問い合わせありがとうございました。写真も拝見いたしました。

おそらく、下記ベニフキノメイガによる食害だと思います。
ハーブの害虫対策(ベニフキノメイガ編)
http://www.qherb.jp/onlineshop/gardening/beginners/benifukinomeiga.html

糸のように見えるものや食害の様子や排泄物もよく似ております。

見つけて取り除くのが一番ですが、いまもう虫はいなそうだということですので、すでに蛹→成虫になってしまったのかもしれません。
傷んだところは剪定してしまうと良いでしょう。

秋にも一度発生することがありますので、早期発見のために、しっかり観察してみてください。

ミントやオレガノ、ローズマリーに斑点が出ます

Q:日本ハッカホクトやオレガノ、ウインターセイボリー、ローズマリーの一部に写真の様な白い点が出ています。
虫に吸われたものかなと思っているのですが、裏を見ても虫を発見する事が出来ません。
アブラムシはペパーミントやカーリーミントによくついているので、見つけ次第水で流したりしているのですが、写真の様な点の原因はなんでしょうか?
どの様な対策をすれば予防出来ますか?

また、四枚目の写真はバジルミント、レモンバーム、ホクトで、最近よく見かける飛ぶ虫です。
これはどの様に対処すれば良いでしょうか?放って置いても良いものですか?

(東京都 S様 ほか)

A:お問い合わせありがとうございました。写真も拝見いたしました。
お送りして二ヶ月近くになりますので、ずいぶん大きくなったようですね。

おそらく、いずれも4枚目の写真に写っているヨコバイに吸汁された跡だと思い ます。

予防は早期発見が一番ですが、飛んできますので防虫用のネットなどで物理的に 防ぐこと、また、水や肥料のやり過ぎを控えて丈夫に育てること、また、天敵の クモやカマキリがいるような環境づくりも一つの方法だと思います。日当たりや 風通しが悪い環境で発生したという報告もよくいただいております。

数が少なければ両面テープなどで捕殺される方もいらっしゃいますのでお試しく ださい。

あまり被害が多い場所は剪定して新しい葉を伸ばした方が良いでしょう。特にミ ントは勢いが良いですのでどんどん剪定してしまった方が良いと思われます。

また、時期が過ぎたら徐々に落ち着いたという話もうかがっております。現在いるようならしばらく観察が必要です。現在いないようで、被害も広がらないならば特に心配する必要はないでしょう。ただ、室内や温室など、閉鎖された空間では長期間被害が続く場合もあります。

ヨコバイ被害のあと。現状で見つからず被害が広がらなければ傷んだ葉を剪定すれば良い

状況が好転するよう願っております。

レッドクローバーがうどん粉病のようです

Q:春に購入したレッドクローバー、他のハーブを追い抜いて一気に成長しましたが、先日あたりからうどん粉病のような感じに葉がなってきました。
日当たりや風通しも良いですし、御社のハーブ用土だけで育てていて、肥料なども与えていません。原因がわからないのですがなぜでしょう。
庭ではバラも育てていますのでうつらないか心配です。切ってしまった方が良いでしょうか。

A:お問い合わせありがとうございました。クローバーは、根粒菌という菌が根にいるため、空気中の窒素を取り込んで根に与えます。そのため、肥料を与えなくても良く育ちます。そのため、どうしても肥料分が多い状態になりやすく、湿度や温度の条件が揃うとうどん粉病が出やすいのも確かです。
下記の写真は、斐伊川という島根に流れる川の土手に生えているレッドクローバー(2019年7/1)ですが、こんな荒地でも同じようにうどん粉病が出ています。

もう少し気温や湿度が変わってくると自然に収まりますので、ひどいところは剪定しても良いでしょう。すぐに新しい葉も生えてくると思います。

ちなみにうどん粉病を発生させる菌には種類があるため、おそらくマメ科のクローバーのうどん粉病の菌とバラなどに発生する菌は違うと思われますからそれほど心配されなくても良いと思います。逆に、わざとクローバーなどの強い種類にうどん粉病菌を感染させ、うどん粉病の天敵を誘引させるということもあるようです。

レモンバームの葉に茶色の斑点が多数現れるようになりました

Q:昨年の秋にレモンバームを購入しました。今年の春ごろからすくすくと大きく育ち、香りも良く、ハーブティーにして楽しんでいます。

6月中旬ごろから、葉に茶色の斑点が見られるようになりました。特に根元側に見られます。上の方の新しい葉にはあまり現れません。

都内ですが、日当たりは大変良い南側のベランダで、容器栽培しています。風通しもとても良いです。

そのままにしても良いものか、何か対策をした方が良いのかが分かりませんので、教えていただきたいです。
また、このように茶色の斑点のある葉はハーブティーに使わない方がいいのでしょうか?

写真をメール添付にてお送りいたします。
よろしくお願いいたします。

(東京都 M様)

レモンバームの斑点

A:いつもありがとうございます。お問い合わせありがとうございました。
写真も拝見いたしました。元気に育っているようですね。いろいろ楽しんでいられるようで何よりです。

さて、茶色の斑点ですが、いくつか原因があると思いますが、心配はいりません。

一つは、気温が高くなって、蒸れないように株元の葉を減らそうと、レモンバームが葉を落とす用意をしているため。
もう一つは、下記のミントの例と同じですが、古い葉を更新して新しい芽を伸ばす準備のため。
ミントの夏の剪定-初心者のためのハーブ講座

根元側の古い葉に目立ってみられることからも上記のような原因だと思います。
今後も自然に古い葉は落ちていくと思いますが、気になるようならとっていただいても構いません。また、花が咲いて本格的に古い葉が落ち始めたら強目の剪定をして株元の新芽を伸ばすようにされると良いでしょう。

ハーブティーに使っても害はありませんが、見た目などを考えますと新しい葉の方がいいかもしれませんね。

レモンヴァーベナの葉の裏に黒いものがつきました

Q:昨年5月にレモンヴァーベナを購入しました。
ベランダでコンテナに植えています。
今月初旬頃から、葉の表に白い粉のようなモノと、葉の裏に黒い小さなモノが付いています。
虫の種類ははっきりわかりません。

ハーブティーとして使うので、薬品を使わない駆除の方法を教えて下さい。

A:お問い合わせありがとうございました。写真も拝見いたしました。
これはハダニです。ちょうど今の季節、乾燥しだすと発生します。
特にこの頃天気が良く気温も上がるので余計だと思います。

対策としては、下記アブラムシ対策と同じように洗い流しが有効です。また、で きるだけ雨が当たるところに置いたり、水をやる時に葉の裏にもシャワーが当た るようにしていただくとよいでしょう。また、もう少し気温が上がると徐々にお さまってくることが多いです。

ハーブのアブラムシ対策

葉の表の白い粉についてはちょっとわかりませんが、もし写真が撮れたらお伝え ください。

ブッシュバジルの根元が茶色くなってきました

Q:
いつもお世話になっています。
先日購入したブッシュバジルについて質問があります。

茎の根本が茶色くなっているのですが、これは病気でしょうか?
根本を少し掘ってみると、土の下の茎はそれほど茶色くないように思いました。(写真は根本を少し掘っています。)
新しい葉が変形(ちょっとしわしわ)しているように思います。葉色は普通です。
原因と対策を教えていただけると有難いです。
写真を添付しました。

栽培場所:マンション10階西側ベランダ
日当たり:午後1時半頃~5時頃まで直射日光が当たります。その他の昼間は明るい日陰程度。
風:ほどほどに風が流れます。
居住地:東京
鉢植え(テラコッタ)栽培
土の表面が乾いたように見えたら、少し土を掘ってみて、土があまりほぐれないくらいべちゃっとしていたら水やりは見送りますが、土がほぐれる程度の湿り気ならば水やりしていました。

よろしくお願いします。
(東京都 I様)

A:写真も送っていただき、ありがとうございました。拝見いたしました。調子良く育っているようですね。きちんと観察していらっしゃるようで感心いたします。

まず、茎の根元の件ですが、正常に育っている証拠です。この場所は株の中でも一番力がかかる部分です。これからぐんぐん大きくなる時期に、ここが柔らかいと倒れたり、場合によっては折れたりしますので一番丈夫にならなければならない場所です。ですので茶色く硬く、木質化してきます。さわってみるとよくわかると思います。

これは他のバジルや多くの草でもおなじです。病気などではありませんので、対策は必要ないです。

次に新しい葉が変形している件ですがおそらく一時的な水切れだと思います。気温も上がってきましたし、ちょっと鉢が小さめなのかもしれません(見た感じではちょうど良いようにもみえますが)。葉から出て行く水に対して、根からの供給が不足しているのでしょう。もっとこまめに剪定して葉を減らすかもしくは鉢を大きく変えていただくと良いでしょう。

キノコ

土からキノコが生えてきます。

Q:以前、ローズゼラニウムとレモンバームを購入させて頂いたYと申します。
いつもお世話になっております。

ゼラニウムですが、夏に入ってからキノコが生えてきました。
(添付ファイル参照)
見かけたらすぐ抜くようにしてますが、結構次々生えてきます。何か対処をしたほうがいいんでしょうか?

(埼玉県 Y様)キノコ

A:いつもありがとうございます。お問い合わせありがとうございました。写真も拝見いたしました。
キノコですが、当店のオリジナルハーブ用土、および鉢植えセットの土には腐葉土が入っております。腐葉土を含んだ用土ですと水分や温度などの条件があえばでてきます。時期が過ぎると自然に収まりますが、夏で難しいですが少し乾燥気味にしても良いかもしれません。

ゼラニウムにとっては特に害はありませんが、見た目のこともありますので、取り除いていただくと良いでしょう。

大きなキノコが生えることもあります

ゼラニウムの下の方の葉が黄色くなり始めました

Q:こんにちは。
先日ゼラニウムとバジルの苗を早速送っていただきありがとうございます。
到着して直ぐに鉢に入れ替えました。
気になったのはゼラニウムの奥の葉が黄色くなっている事です。それから手前の黄色く変色している部分です。これは枯れているのだと思いますが、大丈夫ですか?
到着した時には既に黄色くなってました。このまま放置で大丈夫でしょうか?心配です。よろしくお願いします。

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(大阪府 K様)

A:お問い合わせありがとうございました。写真も拝見いたしました。
心配なさらなくても大丈夫です。ご安心ください。
ゼラニウムに限らず、植物は古くなった下のほうの葉から更新されるため徐々に落ちていきます。
わかりやすい例えでいえば、人間の手が入っていない山などにある樹木でも、下のほうの葉や枝は枯れ落ちて無くなっています。
これは、先に育った下のほうの葉が古くなると光合成をする力が衰え、さらに上のほうの葉が茂ることで光が射しにくくなります。そのため、光合成が効率的に行えなくなります。
植物は合理的ですので人間のようにもったいないからと葉を取っておくことはせずに、さっさと不要な葉を落とそうとします。落葉樹が秋に葉を落とすのも同じです。

ですので、放っておいても自然に枯れ落ちていきますが、見た目が気になるなら取り除いていただいても構いません。また、梅雨時期であることを考えると、枯れた葉はカビたり、病気の原因にもなりますし、風通しも悪くしますから取ってしまったほうが良いでしょう。

ミントなどは下記ページのように、さらにこの傾向が顕著に現れますので積極的に剪定するのですが。
ミントの夏の剪定-初心者のためのハーブ講座

写真を見る限り、元気に育っていると思いますので、この調子で。

ブルーマロウが虫に食べられます

Q:前回ご相談させていただいたブルーマロウですが、生育も悪いながら、どうやら害虫にやられたらしく、葉っぱの部分が全滅しまして、ダメ元で潔く切ってみたところ、この季節も幸いしてか、再び生育を始めました。が、やはりまたまた虫がついたようで、見つけ次第枯れた葉を切っていますが、当の虫は見つけられません。
市販の消毒薬を少し噴霧してみましたが、虫がいないせいか、あまり変わりもないような。

これにはどのように対処すればよいでしょうか?
この説明でお分かりになるようでしたら教えてくださいますか。
画像:黒いものはフンかと思いますが。
(高知県 A様)

A:お問い合わせありがとうございました。写真も拝見いたしました。
おそらくアオイ科の葉を食べるワタノメイガの幼虫による食害だと思われます。オクラなどの葉を巻くのもこのワタノメイガです。
アオイ科の植物は必ずと言っていいほど被害にあいますので、早めに気づいて取り除くのが大事です。ひっつけられた葉の間にいますので消毒などもあまり効かないと思います。大きくなる前に確実に捕まえるのが大事です。
慣れるとわりと簡単に捕まえられると思います。

レモンバームの花が咲いたら葉が小さくなりました

Q:3月頃にレモンバームを買わせていただきました。
今まで元気に育っていたのですが、疑問に思うことがあり、メールしました。
花が咲き始めた頃から、大きくなっていた葉が落ちていき、今は添付の写真のように小さな葉と花になってます。大きな葉っぱはどれも4㎝くらいありました。
今ついてる小さな葉は、1.5㎝くらいの大きさです。
苗自体は元気です。
本来は、花が咲いても大きな葉は落ちないものなのでしょうか?
また、切り戻しは、花が咲き終わったら、短く切ればいいのでしょうか?
購入してから、ずっと見た目で楽しませていただいてます。葉が落ちるので調べていると、お風呂に入れるとリラックス効果があると書いてるのを見て、家族がレモンバーム風呂に期待を寄せてくれるようになりました😅見て楽しむだけでなく、多くの葉っぱを育てたくなりましたので、相談させていただきました。
購入後日もたってますし、サポート期間(?)が終わってたら、無視して下さって結構です。
可能なら返信お願いします。

(大阪府 T様)

A:ご連絡ありがとうございました。写真も拝見いたしました。調子が良さそうですね。
わかりやすくいうと、花を咲かせるというのは、植物にとってとても大事な段階で、いままで葉や茎、根を育てるのにに使っていたエネルギーを、花を咲かせたり種を作ったりして次世代を残すことに使おうとします。また、ちょうどその時期が暑くてうまく光合成ができにくい時期に当たるのも理由です。

そこで、エネルギー効率が悪い古くて大きい葉を落としていきます。なので、これはとても自然な状態ですから心配する必要はありません。写真を見ても、とてもよい状態だと思います。
また、いま残っている枝も花が終わり、種子ができると徐々に弱っていきます。

レモンバームの場合、花は小さくて可愛いですが、種子を取って増やすということはあまりありませんので、バッサリと早めに剪定していただいてもよいと思います。下記ページのミントのように株元から次の新芽が出てくると思います。
ミントの夏の剪定-初心者のためのハーブ講座
http://www.qherb.jp/onlineshop/gardening/beginners/onlineshop-beginners_howtotrimmint.html

葉もしっかり楽しんでいらっしゃるようですね。素晴らしいことだと思います。

サポートの期限はありませんので(笑)、いつでもどうぞ。

レモンヴァーベナの夏の育て方

Q:先日、先端の葉が茶色くなったと相談メールしたSです。

アドバイスいただき剪定、収穫をしました。
勇気がなく少しだけですが様子をみながら
また行えばいいかなぁと思っていたら全ての鉢が
写真のように土のギリギリから先の方まで
小さな葉が出てきました。

ハーブティが目的だから葉が増えて嬉しいんですが
水切れと強風に気をつけてなにも手を加えずにいれば
良いのでしょうか?
どうすればいいですか?
無知なものでチョットした事でビビりまくりで
度々の相談メールすみません。
よろしくお願い致します。
(京都府 S様)

A:お問い合わせありがとうございました。順調に成長しているようですね。葉の様子もとてもいい感じです。

こういう風に新芽をどんどん出していくと、美味しいハーブティーも楽しめますので成長する時期には(収穫→成長)をどんどん繰り返されると良いでしょう。特に夏場は、収穫しなくても、刺激を与える意味で剪定していただくいても良いぐらいです。

もし大きくなりすぎて、倒れやすくなったりするようなら、今回出てきた新芽のすぐ上で太い茎を剪定しても大丈夫です。

レモンタイムに蜘蛛の糸のようなものが付いています

Q:春に鉢植えしたレモンタイム、だいぶ伸びて花も咲き、順調に育ちました。ただ、先日から枝の先の方に蜘蛛の糸のようなものがつき、葉が薄くなったりしています。また、下の方にちいさな黒い粒のようなものもあります。どうしたらよいでしょうか。
(愛知県 A様他)

A;夏から秋初め頃にかけてよく見られますがちいさな蛾の幼虫だと思います。最初は被害が小さいので、葉が薄く透けるように見えるのですがそのうち大きくなるに従って食害する量が増えて葉が減ってきます。
動きが素早いですので、下に逃げると見つけにくいですから糸に包まれた葉の中にいる幼虫を捕殺するようにすると良いでしょう。タイムの他、ローズマリーなども食害することがありますので注意しましょう。ただ、一時期を過ぎると被害は治まってきます。

ベニフキノメイガ

タイムについたベニフキノメイガの幼虫の糸

詳しくは、ハーブの害虫対策(ベニフキノメイガ編)をごらんください

オレガノの剪定した後が黒く変色しました

Q;春にグリークオレガノを購入して、鉢で育てています。生育もまずまず順調で、先月は花も咲きました。
ところが、花が終わって汚くなってきた枝を剪定したのですが、剪定したところから黒く変色していきます。
なにか病気でしょうか。それとも剪定の仕方が悪かったのでしょうか。香りもとても気に入っているので枯らしたくないのですが。
(福島県 K様他)

A:グリークオレガノに限らず、多くのオレガノであることですが、特に花の咲いた枝は勢いが衰えやすく、剪定した場所から黒くなっていきます。
この枝は、今後新芽が出てもあまり勢いもよくありませんから、新しい枝に更新していかれるとよいと思います。
早ければ、花が終わる頃には株元から新芽が出てきますので、この新芽を伸ばす様に古い枝を剪定していかれるとよいでしょう。

水をいくらやってもレモンヴァーベナの葉が縮れていきます

Q:2年ほど前に植えたレモンヴァーベナですが、約一カ月前ぐらいからが本調子じゃない気がしてたのですが、今日いよいよおかしいなと判断しました。葉っぱがでてもすぐ萎れてしまい、枯れてしまいます。土は湿り気はあり、柔らかいです。
ずっと梅雨で雨だったせいでしょうか?2週間前ぐらいに土をいただいた時に少し肥料を混ぜ、一センチぐらい土をたしてみたりしましたが、効果がありません。アドバイスをいただけないでしょうか?レモンヴァーベナ

A:写真拝見いたしました。おそらく根のトラブルだと思います。
水をやっても吸い上げられない状態になっているのでしょう。

一般に考えると根腐れの可能性が高いですが、レモンヴァーベナは少々水が多くても根腐れすることは考えにくいです。鉢のサイズからしても根詰まりではないでしょうし。

もし、土がふわふわしていたら、時期的にコガネムシの幼虫による根の食害が考えられます。一度鉢から株を出してみて土、根の様子をみてください。

コガネムシが数匹いればかなり根が食害されていると思いますので取り除いて新しい土で植え替えると良いでしょう。

なかなか防ぐのが難しい虫害ですので、バラを育てられる方など困っておられます。

何れにしても根の状態を確認してみられると良いでしょう。

 

ヴァーベナ、そうかもしれません!
どうしても、どの鉢から出したか覚えてないのですが、一週間前ぐらいに全長2,3センチの幼虫が土から顔を出したので、取り除いたのです。ヴァーベナだったかも。
とにかく一回出してみます!

鉢をひっくり返してみたところ、パッと見で2匹いました。この間と似てるので、やはりヴァーベナの鉢だったかもです。。

余っている新しい土にして植え替えましたが、細い根はほぼ全滅。かなり厳しい状態です。

レモンヴァーベナレモンヴァーベナ

やはりそうでしたか。確かに根も相当食い荒らされていますね。これなら水をいくらやっても吸い上げてはくれないでしょう。いずれにせよ、原因がわかってよかったです。
土の種類はそれほど気にされなくても大丈夫だと思いますが、コガネムシが残らないように注意してください。おそらく細い根が残っていないということならば、鉢から出すと土は全部落ちてしまうと思いますので、全て入れ替えてしまったほうが確実かもしれません。

今、葉も少ない状態ですし、成長著しい時期ですから、株自体がダウンしていなければ大丈夫だと思います。

古い土は全て捨て新しいのに入れ替えました。鉢もラベルも綺麗に水洗いしたので、根絶していると思います。たぶん。それを希望してます。

アップルミントが下の方から枯れてきました

Q:4月に植えたアップルミントですが、順調に育ち、結構ハーブティーでも楽しませてもらいました。でも、このごろ下の方の葉から黒く枯れてきました。病気でしょうか。鉢植えでベランダの半日陰で育てています。対処方法を教えてください。(大分県 T様 他)

A:この時期、ミントやレモンバームなど、下葉から枯れあがることがよくありますが、これは自然なことですので病気ではございません。ちょうど開花時期から夏にかけては、古い葉を落としていきます。剪定や植え替えで新しい葉を出すようにしてみましょう。詳しくは下記ページをご覧ください。

ミントの夏の剪定-初心者のためのハーブ講座

スイートバイオレットの葉がかじられます。

Q:春に買ったスイートバイオレット、だいぶ育ってきましたが、葉の縁が何かにかじられているようです。だいぶ探しましたがよくわかりません。ピンクと、イエローも同じようにかじられています。どうしたら良いでしょうか。鉢植えで、朝だけ日が当たるところにおいています。
(岐阜県 T様)

A: 見つかりにくいのならおそらく、ナメクジによる食害だと思われます。まわりに、ピカピカ光るスジのようなものが残っていたらまず間違いないと思います。主に夜に活動して食害しますので、昼は見つけにくいです。鉢の裏や、湿っているところ等を探してみましょう。場合によっては鉢の中に入っていることもありますから一度鉢から土ごと出してみるのも良いかもしれません。特にスミレの仲間はよく狙われますので、この時期注意が必要です。

あわせて、夜盗虫を疑ってみる必要もあるかもしれません。

また、これからの時期はツマグロヒョウモンという蝶の幼虫もスミレの仲間を食害します。ただ、こちらは目立つので見つけやすいですが、食害のスピードも速いですのでお気をつけください。

這性のクリーピングタイムは周りのハーブに影響しますか

Q:ワイルドクリーピングタイムが伸びてきましたが、一緒に植えているほかのハーブに害はないでしょうか。
今は、ワイルドストロベリー、レモンバーム、オレガノプルケルムの根元まで伸びていて、花が咲いています。
(大阪府 Y様)

A:ワイルドクリーピングタイムは低く這うように成長しますので、伸びてきても周りのハーブにもそれほど影響は無いと思います。ただ、日当りが悪かったり、水分が多いと立ち上がることもあります。その場合はすこし剪定して頂くと良いでしょう。また、株分けや植え替えのお手入れの際にも、株元はある程度空けておくほうが行いやすいと思います。花が咲いているということは調子も良いと思いますよ。

ローズマリーとミント、タイムを植える鉢のサイズは?

Q:ローズマリーとミント、タイムを購入して植えようと思っていますが、どれぐらいの鉢を用意したら良いのでしょう。ベランダで、料理に使いたいのですが。(大阪府 T様)

A;鉢のサイズは、初めて育てる方にとってはとても迷うポイントだとおもいます。料理用ということですので、大きく育てたいところです。ローズマリーとミントは6号鉢以上、ミントは大量に必要なら横長のプランターも良いでしょう。タイムは5号鉢以上がおすすめです。

各苗のページの下部におすすめの鉢サイズを表示するようにいたしましたので参考になさってください。

おすすめの鉢サイズ

あわせて、選び方の要点を下記ページに詳しくまとめましたのでこちらも参考になさってください。

鉢のサイズ選び-初心者のためのハーブ講座

レモンヴァーベナの葉が落ちていきます

Q;先日購入したレモンヴァーベナについて質問です。下の葉から黄色くなって落ちていきます。折角根元から出た新芽も大きくならずに葉が落ちてしまいました。どのように対処すればよいのでしょうか。アドバイスよろしくお願いいたします。
環境はマンション15階南側ベランダ、日当たりは良いが風が強い日もあります。セージ・タイム・ローズマリー等は良く育っています。
(広島県 N様)

A:セージやタイム、ローズマリーが元気で、レモンヴァーベナがこういう状態とい うことはおそらく水切れとか乾燥のし過ぎでは無いでしょうか。
ベランダで風も強いということですので、鉢が小さいと水切れの可能性は高くな ります。
根詰まりでもこういう傾向はありますが、まだお買い上げいただいてひと月も 経っておりませんので考えにくいと思います。時期的にも今一番伸び盛りの時期 です。まだ葉がのこっているなら大丈夫ですので、少し日陰に移して、まずは しっかり水を与えてみてください。鉢サイズは、できれば6号(18cm・直径) 以上が管理は楽だと思います。調子が戻って来たら植えかえても良いでしょう。

秋植えのための苗を夏の間に買っても大丈夫でしょうか

Q:今月、ようやく新居にうつり、これから庭づくりを始めようと思っています。全くの初心者です。夏はさすがに暑いので、秋になって植え込みしようと思う場合、今(7月)、苗を購入して秋まで大丈夫でしょうか。涼しいところで水やりしておけば大丈夫ですか?
(愛媛県 S様他)

A:夏は苗の管理がとても大変な時期です。成長も著しく、水切れの心配も多いです。初心者でいらっしゃるとのことですし、できる限り植える直前になってからのご購入をお勧めいたします。庭づくりもこれから取りかかられるとのこと、土づくりや、植える植物の配置計画等が出来上がってからでも遅くはないと思います。秋になってから植えたほうがいいものも多いですから、夏は準備に力を注がれると良いと思いますよ。

バジルの葉が何かにかじられました

Q:プランターに植えたバジルがだいぶ大きくなって来たと思ったら、葉が何かにものすごくかじられてしまって無惨な姿になっていました。主人はナメクジだというのですが、他になにか考えられるでしょうか。(滋賀県 K様)

A:時期的にナメクジの可能性は非常に高いと思います。昼は隠れていて見つけにくいことが多いですので、夜(真夜中でなくてもいいですから)になってから調べてみましょう。また、よく見ると葉に粘液の跡がついているのがわかると思います。あと、ものすごくかじられてという点からヨトウムシも考えられます。この場合は、朝早くチェックしてみてください。株元に丸まっているのが見つかると思います。これから秋にかけてはバッタの害もよくあります。この場合は昼までも見つかりますから捕殺すると良いでしょう。

夏の水やりのポイントは

Q:夏の水やりについて教えてください。暑い時の水やりは朝にするとよいのでしょうか。それとも夕方がよいのでしょうか。本等を読んでもいろいろ書いてあって良く分かりません。(神奈川県 H様)

A:そうですね、土が冷えている朝のほうが根が傷みにくいとか、夕方のほうが気温が下がって行くので水やりには良いとか、いろいろな考え方があると思います。

一概には言えませんが、まず、ご自身にとって水やりしやすい時間帯であるかどうかが一番大事だと思います。夕方に水やりをすると、夜から朝にかけてゆっくり土になじみますが、もし、朝に水がやれない場合、翌日の日中に乾く恐れもあります。一方で朝に水をやる場合は夕方まで持てば良いですが、強い日差しで急激に土が乾いていきますので、やや植物にとっては厳しいかもしれません。

天気やお育ての環境を考慮していろいろお試しいただくと良いでしょう。きっとご自分に取ってぴったりの水やりの方法が見つかると思います。

また、真昼にはやらないほうが良いとよく言われていますが、今にも枯れそうなほどしおれていたら、涼しくなるのを待つのではなく、躊躇せずにすぐやりましょう!

バジルの香りが変わってきました

Q:6月に購入したバジル、順調に育って何度か収穫して楽しみました。
ただ、梅雨明け以降、葉の香りが変わってきたようで、最初の頃のような甘い香りではなく鋭い?香りになってきたようにおもいます。
こう言うことはあるのでしょうか。私の嗅覚がおかしくなったのかと心配しています。よく日があたる畑で、地植えです。植え付け前の肥料だけであとは肥料をやってはいません。肥料不足でしょうか。

A:お問い合わせありがとうございました。大きく育ったようで何よりです。
決して嗅覚がおかしいわけではなく、むしろ香りに敏感でいらっしゃいますね。

バジルは穏やかな季節は比較的甘い香りですが、気温が上がって乾燥したり、逆に気温が低くなってきても葉が硬く、香りもスパイシーになってきます。
また、株が成熟して花芽をつけ始めても同じように葉が小さく硬くなります。
稀に、気温が低い年などは小さな苗の状態でも香りがスパイシーになることもあります。

O様の場合、もちろん肥料不足もあるかもしれませんが、むしろその他の原因の方が大きいように思います。

また、収穫せずに放っておくと葉が硬くなりがちですので、少し強めに剪定し、新しい芽を伸ばすようにしてもいいかもしれません。
また、表土の乾燥を防ぐためにマルチをしたり、この季節少し水やりをしても良いと思います。追肥も試してみてください。

ローレル(月桂樹)は鉢植えでも育ちますか?

Q:ローレル(月桂樹)ですが、マンション(鉢植え)での栽培は可能でしょうか?よろしくお願いいたします。(奈良県 Y様)

A:もちろん、鉢栽培も可能です。苗から育てる場合、初期の成長はゆっくりですので小さめの鉢からスタートされても大丈夫です。徐々に大きな鉢に移植して行けば、背丈ぐらいまで育てることも可能です。また、剪定にも強いですのでお好みの形に仕立てるのも楽しいでしょう。

ホワイトセイジの育て方と葉の色について

 

Q:今までドライのホワイトセージを使っていましたが、今回自分でも育ててみたくて注文しました。たくさん収穫したいのですがなにか注意点はあるでしょうか。ハーブはあまり育てたことがありません。また、私が以前購入したドライは本当に真っ白ですが、生の葉はグリーンがかっています。なにか違いがあるのでしょうか。(山形県 N様)
 
A:ホワイトセイジは過湿に弱いですから、鉢植えで雨のかからない所で栽培する方が安心です。また、たくさん収穫したいとのことですので、鉢も縦長の大きいものが良いでしょう。水のやりすぎは控え、なるべく水やりの間隔を空けるようにしてください。そういう意味からも大きな鉢がお薦めです。購入されたドライは原産地または気候が近いものかも知れません。相当乾燥した地域では葉色が白に近づくと思います。また、夏場よりも、冬は白い色が強くなるはずです。なるべく葉色が原産地に近い色になるよう育てると、良い結果が出せると思います。

クリーピングボリジは食用になりますか

 

Q:ボリジの星形の花が好きで育てています。多年草のクリーピングボリジと言うのがあるようで試して見たいと思っていますが、これは食用になりますか。(富山県 H様)
A:クリーピングボリジは、普通の一年草のものより小さくかわいい花が魅力です。是非お楽しみ戴ければと思います。さて、食用としてはこの種類は葉が小さくて硬めです。普通のボリジも大きくなると細かい棘が気になりますので料理用には若葉を使いますが、この細かい棘も小さな葉のうちから結構あります。どちらかと言えば観賞用としての価値が高い種類です。また、通常のボリジも花を飾りなどに使いますが、クリーピングボリジも同じように使えるでしょう。
クリーピングボリジ

ラベンダーの花穂が小さくなります

Q:今年はラベンダーをたくさん収穫できましたが、去年よりも花穂の長さが短いようでした。友達の家ではとても長いのを収穫していました。種類は同じようですが(スーパーラベンダーだと思います)、なにか長く育てるコツがあるのでしょうか。(香川県 H様)

A:ラベンダーは同じ種類でも育て方によって花穂や花茎のサイズが違ってきます。まず、株が充実していることが大事です。小さめの鉢で育てると花穂が大きな種類でも小さくなりがちです。また、お育ての株が、育てはじめてどれぐらいのものかにもよりますが、5,6年以上経った株は花茎の数が増える一方で一本一本のボリュームが小さくなりがちです。春先に剪定を行って、枝の数を減らし、花の上がる数を制限すると一本一本にボリュームがでやすくなります。

グロッソラベンダーの花穂比較

上の写真はいずれもグロッソラベンダーの花穂ですが、上は地植えで植えてから10年近く経ったものですが、毎年きちんと剪定をして枝数を有る程度制限している株。下は8号鉢の鉢植えでここ2年ほど植え替え及び枝の整理をしていないものです。

ゼラニウムの開花後の手入れや剪定、植え替えについて

Q:ニオイゼラニウムの開花が終りました。花はたくさん咲いてとても楽しめました。この後どのように手入れすれば良いですか?鉢植えです。下のほうの葉が落ちてきましたが、これはそのままでも良いですか?教えてください。(富山県 O様)

A:コンディションが良いようでしたらそのままでも良いですが、できれば植え替えたり、土の入れ替えをしてやりましょう。小さい株でしたら一回り大きな鉢サイズへ。大きい株の場合は同じ鉢でも良いですから一度とり出して少し土と根を整理して新しい土を加えましょう。同時に少し刈り込むと良いでしょう。

下の葉が落ちますと、葉が枝先ばかりになりがちになり、株の形が悪くなります。

上の写真は開花が終ったライムゼラニウムです。もともと高性のため、下の葉が無くなると非常にバランスが悪くなります。

もし下の枝から新芽が出ているようならその上のところまで切り戻して新しい芽を伸ばすようにすると良いでしょう。

株元の新芽

この新芽を伸ばすように、上の古い枝を剪定します。

剪定完了

剪定し終ったところです。合わせて植え替えをするとなお良く成長します。時々選定を重ねて株の形を作るようにすると良いでしょう。その時の枝は挿し木にもできます。

マートルの開花

Q:こんにちは。以前購入したマートルは何年も花をつけてくれませんが、こちらさまのご様子はいかがでしょうか。花を咲かせやすくする方法があれば教えてください。茨城県 A様

A:マートルは小さな株の時はなかなか花をつけにくいです。鉢植えか地植えかによっても異なりますが、数年単位で考えていただくと良いと思います。やや寒さに弱いですから、強い北風など防ぐと安心です。

当地松江でも地植えで大株に育っているお宅があります。家の南側に壁際で植えられていますが、10年以上たち、3メートルぐらいに育っていました。花も見事に咲き、株元にはこぼれ種で小さな株が増えているほどでした。ただ、こちらの株も最初はなかなか咲かなかったとか・・・今しばらくお待ち下さい。

カラミント・ネペトイデスについて

Q:カラミント・ネペトイデスについて教えてください。このカラミントは全く増えていかないのでしょうか?種子で困るほど増えるレッサーカラミントとの見分け方はありますか?あまり増えるのも困るので・・。よろしくお願い致します。高知県 T様

A:レッサーカラミントは確かに種子でものすごく増えますよね。砂利だらけの駐車場にでもよく育ちその勢いにはビックリしますが、かえって困ることもしばしばです。カラミント・ネペトイデスはまず種子で増えることはありませんし、株は徐々に大きくなりますがランナーなどで広がる心配もありません。非常に行儀の良いカラミントです。レッサーカラミントよりも葉色が鮮やかなグリーンでつやつやしている点が区別しやすいです。花も夏場はより白い感じです。

ラベンダーの収穫方法

Q:ラベンダーをドライフラワーにしようと思います。花穂はどの位置で切ると良いのでしょう。(岡山県 A様)

A:ドライフラワーを初め、クラフト用として使われる場合、今後の成長も考えて収穫するのなら次のようにしてみてください。

ラベンダーの収穫

一般に、花の後、枝分かれしやすいように収穫します。スッと伸びた花茎の下のほうを見てみると、白っぽい新芽が葉の脇に付いています。今後これを伸ばして枝分かれさせると良いですから、この上で切ります。または形を考えてもう一つ下でも良いでしょう。

ラベンダーの収穫

花穂から下に向かって大きな葉を一組か二組入れて収穫するという感じになります。

ラベンダーの収穫

 

より詳しい収穫方法のページができました。

ラベンダーの収穫-初心者のためのハーブ講座

 

グラウンドカバーの選定

Q:グランドカバーのハーブを探しています。ホームページを拝見して、レイタータイムノンフラワーカモミールドワーフアルパインサントワード白花クリーピングタイムを考えています。

場所は家の壁面に沿った花壇の縁の土留めです。南に面しており乾燥し、水切れがしがちです。現在はリュウノヒゲを帯状に植えていますが、それを植え替えたい予定です。どのハーブが適しているでしょうか。

A:まず、ドワーフアルパインサンドワートは割とふわっと育ちますので土の表面を覆うことはできても土を留めると言う役目にはやや向きません。環境的にはよく合うのですが・・・。レイタータイムか、白花クリーピングタイムのほうが良いでしょう。もし北海道や本州の高冷地ならノンフラワーカモミールでもよく育つと思います。また、より丈夫な白花カーペットグラスもおすすめしたい所です。

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