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クローブピンクはグラウンドカバーに使えますか

Q:クローブピンクについて教えてください。横にも広がるみたいですね。グラウンドカバーとしてつかえるでしょうか。高さはどの位でしょうか。また常緑でしょうか。(神奈川県 T様)

A:クローブピンクは割と横にも広がりますが、株元はべたっと地面に付くわけではないですので、純粋なグラウンドカバーとしては使いにくいかもしれません。ただ、横広がりの形を生かすと楽しめると思います。草丈は環境にもよりますが、ほぼ20cmぐらい、開花時には、花茎分伸びます。常緑です。そのかわり古い枝は株元が落葉しやすいため、見た目を良く、コンパクトに保つため冬にしっかり刈り込むと良いでしょう。

カーペットグラスのグラウンドカバー

Q:カーペットグラスをグラウンドカバーに使ってみたいと思います。常緑ですか?芝生のように踏んでも大丈夫ですか?(愛媛県 N様)

 

A:基本的に落葉はしませんが、寒い地域では葉の色がグレーに近くなることもあります。強い風にさらされるなどなければおそらく愛媛では大丈夫だと思います。踏みしめには強く、踏まない場所はやや草丈が伸び、踏む場所は密になり、立ち上がり少なく、葉のサイズも小さくなります。

 カーペットグラス

プラティアの耐踏性は?

Q:プラティアをグラウンドカバーに使おうと思っています。耐踏性が高い種類はどれでしょうか。教えてください。西日が強い所でも大丈夫でしょうか。(岐阜県 H様)

A:プラティアはグラウンドカバーの中でも柔らかく、踏まれるとかなり傷む場合があります。比較的葉がしっかりしているアングラータでも、時々歩くような場所では不向きだと思われます。また、極端な乾燥には弱いため、西日が強い場所と言うのもあまりお薦めできません。タイムやカーペットグラスなど試して見られてはいかがでしょうか。

芝生の代わりになるグラウンドカバー

Q:当方、○○市で造園業を営んでいるものです。グラウンドカバーを中心にハーブの苗を植栽に使おうと考えておりますが、芝生の代わりになるようなハーブを探しております。どういった種類が良いでしょうか。数百株単位で注文したいのですが卸の対応はしていただけるのでしょうか。また、その場合、取り引き条件等お知らせください。(大阪府 M様)

A:芝生の変わりになるハーブと言うご質問につきまして、一般に良く使われているのはクリーピングタイム(匍匐性タイム)の仲間です。こちらは乾燥地に向きます。もう少し湿り気がある場所でしたらカモミール(ローマン、ダブルフラワー、ノンフラワー)当たりが良いと思います。

さて、卸の件ですが、大変申しわけございませんが、当店は多品種少量生産をしておりますため、業者様等への卸売りは対応しておりません。御了承願います。

クリーピングタイムを植える場所の深さは?

Q:クリーピングタイムを植えて芝生の代わりにしようと思っています。土の深さはどれぐらいあると良いのでしょうか。

A:匍匐性のタイムは立性のタイムほど根は深く伸びません。20cmもあれば差し支えないと思われますが、気をつけたいのは水はけです。

耕土の下に硬い層が有る場合など、大雨が振ったりした時に根の深い部分が水につかり、根腐れを起こす恐れがあります。大雨の後、みずがなかなか引かない場所などは注意された方が良いでしょう。

グラウンドカバーの種類と適地は?

Q:グラウンドカバーについて質問です。色々な種類がありますが、どのような場所にどの種類が適しているのでしょう。(神奈川県 U様他)

A:お住いの地域や環境によっても少しずつ変わりますが、概ね次のようにおすすめできます。お選びいただく際の一助になれば幸いです。

日がよくあたり、乾燥する場所でしたら匍匐性のタイム類、日当たりがよくて、少し湿り気があるようならローマンカモミールダブルフラワーカモミールはもう少し通風が良い場所が適しています。半日陰〜日陰で湿り気があるのならペニーロイヤルミントカニングハムミント、アジュガ、グラウンドアイビーなどがおすすめです。

また、日当りから半日陰まででしたらカーペットグラスの各種類も良く育ちます。夏場ほとんど日が当らない涼しい日陰ならコルシカンミントなども良いと思います。

日なたから日陰まで広く対応してくれるのがパープルペリウィンクルです。ホワイトペリウィンクルはやや日陰のほうが葉色がきれいです。

グラウンドカバーを種子から育てる

Q:グラウンドカバーについて質問です。少し広い場所に広げたいのでタネをまいてみれば安くできると思うのですが、タネからでも育つでしょうか。(和歌山県 K様他)

A:当店でおすすめしているグラウンドカバーはほとんどが、株分けか挿し木などで増やしております。というのもその方が早く成長するという理由もありますし、斑入りのものなどをはじめ、種子が流通していない、または種子がないものもあるためです。

更に、種子を該当の場所にそのまま蒔く場合、初期の草取りなどの管理が非常に煩雑になります。そう言ったこともあり、株分けなどで少しづつ広げていく方がかえって手間がかからない場合も多いでしょう。

踏みつけに強いグラウンドカバーは?

Q:踏みつけに強いグラウンドカバーを探しています。御社には色々な種類があるようですがどれが良いでしょうか。毎日家族が朝夕に踏む場所です。カーペットグラスなどどうかと考えております。ご教示お願いします。(大阪府 U様)

A:踏みつけに強いということであれば、ご検討いただいているカーペットグラスはお薦めです。実際に、当店でもお客様からの依頼で、市内のアパート横の通路脇に植えたことがございますが、住人の行き来にも関わらず順調に育っております。また、むしろ踏みつける場所のほうが葉が詰んで見た目が良い感じになります。

カーペットグラス

上記写真はその現状ですが、踏まれている部分(写真下)は立ち上がりがなく、非常に密に葉が詰まります。花は咲きにくくなりますが、グラウンドカバーとしては問題ないでしょう。

グラウンドカバーと芝生の混植

Q:今、芝生が植わっている場所を匍匐タイムなどに代えてみたいと思っています。試しに何種類か植えてみたいのですが、芝生と混植しても大丈夫でしょうか。

A:一般に芝生が横に延びる力は強いため、混植を行うと横や下から伸びてきた芝生に他のグラウンドカバーが圧倒されることが多いです。おそらく混植しても、グラウンドカバー植物の成長は思わしくないか、もしくは入り交じって見た目があまり良くなくなるかも知れません。

芝生を他のグラウンドカバーに代えてみたいという御希望をこの頃良く頂きますが、共存させる場合気を付けなければいけないのが、芝生と他のグラウンドカバーの境界です。まめにチェックして境界をきちんと作ることが必要でしょう。また、芝生をやめてしまう場合にも、根や茎が残っていないか十分チェックする必要があります。

芝は手をかければかけるほど美しく楽しめるものです。他のグラウンドカバーと上手に使い分けたいところです。

グラウンドカバーのミントが枯れていきます

Q:カニングハムミントをグラウンドカバー用に植えて、順調に広がりました。以来、2年ほどたつのですが咋秋から所々が枯れてきました。他の部分はとても元気でまだ広がる感じですが、何か病気なのでしょうか。良く踏む場所ではありません。(大阪府 N様)

A:定植後植え替え等をしていらっしゃらないのであれば、おそらく一番最初の株の部分から古くなり、枯れはじめてきたのだと思います。カニングハムミントに限らず、匍匐性のタイムなどでもしばしば見られるトラブルです。病気ではありません。

新しい根と葉を出してやることが大事ですので、枯れてきたところは掘り上げて、新しい土を追加してください。予防するならば、年に一度程度、筋状に切れ目を入れて新しい土を入れたり、スコップ等で根を切ってやることでもよろしいかと思います。

匍匐性タイム

上の写真はクリーピングタイムです。伸びた先は元気ですが、最初に植えた部分が古くなって来ています。この場合、枯れてきた部分を少し剪定して、薄く土を盛ってやるのも良いでしょう。

グラウンドカバーとしてのイブキジャコウソウ

Q:イブキジャコウソウについて教えてください。常緑でしょうか? 芝生の代わりに来客用駐車場の周りに植えたいのですが、踏まれてしまう場所での植栽は難しいでしょうか?(ワダチ部分には平石がありますのでタイヤは踏みません) 来客用で、普段は使用しない駐車場で日当たりの良い乾燥した場所です。埼玉県 E様 

A:イブキジャコウソウは常緑ですが、冬場は葉色が濃く、場所によっては紅葉したような色になります。お伝えいただいた環境ですと大丈夫だと思います。水はけが良いに越したことはないので雨のあと、水があまり残らないようでしたら大丈夫でしょう。車に踏まれなければ、頻繁でない踏圧には十分耐えます。もともと日本のタイムですので他のタイム類よりは育てやすいと思います。

グラウンドカバーの選定

Q:グランドカバーのハーブを探しています。ホームページを拝見して、レイタータイムノンフラワーカモミールドワーフアルパインサントワード白花クリーピングタイムを考えています。

場所は家の壁面に沿った花壇の縁の土留めです。南に面しており乾燥し、水切れがしがちです。現在はリュウノヒゲを帯状に植えていますが、それを植え替えたい予定です。どのハーブが適しているでしょうか。

A:まず、ドワーフアルパインサンドワートは割とふわっと育ちますので土の表面を覆うことはできても土を留めると言う役目にはやや向きません。環境的にはよく合うのですが・・・。レイタータイムか、白花クリーピングタイムのほうが良いでしょう。もし北海道や本州の高冷地ならノンフラワーカモミールでもよく育つと思います。また、より丈夫な白花カーペットグラスもおすすめしたい所です。

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