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グランドカバーと砂利の関係

Q:庭の3区画にグランドカバーを施そうと思っています。2区画は土なのですが1区画は砂利が敷かれています。グランドカバーを施す際には、やはりこの砂利は除かなければなりませんか?砂利でも育つハーブはありますか?

ノミノツヅリ、 ホトケノザ、からすのえんどう、カタバミなどが砂利でも元気に生えてくれています。これらの代わりになるハーブを探しています。(W様)

 

A:一般的なグラウンドカバーを育てるのでしたら砂利は取り除かれたほうが良いと 思います。砂利の下の土がどうなっているかで、場合によっては土壌改良を行う必要があるかもしれません。その場合は砂利がございますと土作りが大変です。

また、比較的強い種類は砂利にかぶさるように(根は土の中でないといけないのはもちろんですが)伸びる種類もございます。具体的にはカーペットグラスパープルペリウィンクル等です。ただ、広がるのにはかなり時間がかかると思います。早く伸ばすのでしたら、伸びた茎から根が出て土に根付く環境が望ましいです。同様に、ランナーを出して広がるワイルドストロベリーもある程度の湿り気がある場所でしたらランナーの先の子株が砂利の下に根付くこともよくあります。

ただ、雑草を取り除く際にも砂利があると手間が増えます。もし植物を植えられるのでしたらやはり砂利は取り除かれるほうが後々は楽だと思います。

または、砂利のところは砂利のままというのも一つの選択肢です。良く歩く場所なら砂利じきも差し支えないと思いますが。むしろ厚く敷いて草の生えを抑制する方法もあると思います。

 W:早々のご返答ありがとうございました。そうですね。砂利を全て除くのもたいへんですし、砂利が薄いから野草が生えやすいのかもしれません。グランドカバーの部分と砂利の部分でデザインして、砂利を分厚くしてみようと思います。素敵なアイデアが浮かびました。ありがとうございました。

カーペットグラスは日陰地でも育ちますか

Q:カーペットグラスをグラウンドカバーとして育ててみたいと思います。場所は、北向きの玄関前です。日陰地ですが生育可能でしょうか、加えて当地方は降雪地帯です。また適した土をご教授ください。(富山県 N様)

A:カーペットグラスはかなり丈夫ですのである程度の日陰でも育つことは育ちますが、本来乾燥した日向を好みますので、やや間延びした感じに育つと思います。草を押さえるにはやや不十分かもしれません。降雪は問題ないと思います。用土としてはやや乾燥気味であればそれほど肥料分も必要ございません。水はけにご注意いただけるとなお良いと思います。

カーペットグラスのグラウンドカバー

Q:カーペットグラスをグラウンドカバーに使ってみたいと思います。常緑ですか?芝生のように踏んでも大丈夫ですか?(愛媛県 N様)

 

A:基本的に落葉はしませんが、寒い地域では葉の色がグレーに近くなることもあります。強い風にさらされるなどなければおそらく愛媛では大丈夫だと思います。踏みしめには強く、踏まない場所はやや草丈が伸び、踏む場所は密になり、立ち上がり少なく、葉のサイズも小さくなります。

 カーペットグラス

グラウンドカバーの種類と適地は?

Q:グラウンドカバーについて質問です。色々な種類がありますが、どのような場所にどの種類が適しているのでしょう。(神奈川県 U様他)

A:お住いの地域や環境によっても少しずつ変わりますが、概ね次のようにおすすめできます。お選びいただく際の一助になれば幸いです。

日がよくあたり、乾燥する場所でしたら匍匐性のタイム類、日当たりがよくて、少し湿り気があるようならローマンカモミールダブルフラワーカモミールはもう少し通風が良い場所が適しています。半日陰〜日陰で湿り気があるのならペニーロイヤルミントカニングハムミント、アジュガ、グラウンドアイビーなどがおすすめです。

また、日当りから半日陰まででしたらカーペットグラスの各種類も良く育ちます。夏場ほとんど日が当らない涼しい日陰ならコルシカンミントなども良いと思います。

日なたから日陰まで広く対応してくれるのがパープルペリウィンクルです。ホワイトペリウィンクルはやや日陰のほうが葉色がきれいです。

踏みつけに強いグラウンドカバーは?

Q:踏みつけに強いグラウンドカバーを探しています。御社には色々な種類があるようですがどれが良いでしょうか。毎日家族が朝夕に踏む場所です。カーペットグラスなどどうかと考えております。ご教示お願いします。(大阪府 U様)

A:踏みつけに強いということであれば、ご検討いただいているカーペットグラスはお薦めです。実際に、当店でもお客様からの依頼で、市内のアパート横の通路脇に植えたことがございますが、住人の行き来にも関わらず順調に育っております。また、むしろ踏みつける場所のほうが葉が詰んで見た目が良い感じになります。

カーペットグラス

上記写真はその現状ですが、踏まれている部分(写真下)は立ち上がりがなく、非常に密に葉が詰まります。花は咲きにくくなりますが、グラウンドカバーとしては問題ないでしょう。

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