クリーピングタイムの剪定方法

Q:以前送っていただいたクリーピングタイムがだいぶ広がり、花もかなり咲かせました。今、花が終ったところです。この花はそのままにしておいても良いのでしょうか。(茨城県 S様)

A:クリーピングタイムの種類にもよりますが、咲き終った後は少し見た目が悪くなります。また、そのままにしておくと、株も弱る原因にもなります。これから梅雨本番を迎えるにあたり、通風促進もかねて剪定すると良いでしょう。

下の写真は日本のクリーピングタイム、白花イブキジャコウソウです。花は大きめで開花時は見事ですが、開花後は替えって花殻も目立ちます。開花後そのままにしていたため、株もやや元気がありません。

開花後のタイム

もし、剪定が初めてで、心配が残るのなら、最低終った花だけでも剪定しましょう。初めての場合、地際まで刈り込むと希に芽が出てこないこともありますので、一度試してからが安心です。

下の写真は終った花を中心に軽く刈り込んだ様子です。株の周りの古い葉なども取り除くと良いでしょう

コンディションが良好で、タイムの剪定にも慣れてきたら少し深く刈り込んで形を整えるようにしても良いでしょう。

更に刈り込むと次のようになります。この株は3年目で毎年これぐらいまで刈り込みます。水はけの良い花壇で、根もしっかり伸びていますので強剪定にも耐えます。秋、涼しくなったら少し追肥してやるのも良いでしょう