ワイルドストロベリーについた黒い虫について

Q:お久しぶりです。お元気でお過ごしでいらっしゃいますか? ワイルドストロベリーは沢山ランナーを土に植えたおかげで沢山、子株ができました。実は今回のご相談というのが、葉っぱや茎に黒い虫のようなものがついて困っています。
後、全体的に横には広がり育つのですが、縦に大きく成長が見受けられないのです。後日、写真を添付して送りますので一度ご覧いただけないでしょうか?最近、神奈川県は天候が春のようにポカポカですが、花は咲かないのかな〜っと思っています。 Yより 11/17

A:メールありがとうございました。御相談の件ですが、多分アブラムシだと思います。初夏から夏の間は高温多湿のためにあまり目立ちませんが特に冬の終わりから春先にかけて出没します。この期間には天敵となるものも少ないため、ひろがりやすいです。秋も、暖かいと時々出てきますね。風に乗って飛んできますのでなかなか防ぎようがありません。
成虫は光るものが嫌いなようですので株元にアルミ箔などをしいて対策している方もいらっしゃいます。 室内など、雨風の当たらないところだと増えていきますので対策としては雨の当たる風通しの良いところに置くことと洗い流すことがよいでしょう。一度洗い流しても 1週間後にもう一度チェックなさると良いと思います。牛乳をかけるなどの駆除方法もありますが、これも後で洗い流す必要があります。
葉の裏にいるものはブラシでこすり落とすと簡単です。歯ブラシなどが使いやすいですね。鉢を傾けて、鉢以外の場所に落ちるようにするとよいでしょう。
成長についてですが、今のシーズンは縦には伸びにくいです。特に原種のワイルドストロベリーは横ひろがりに育つ傾向が強いです。また、四季咲きの種類と違って、初夏以外に咲くことはほとんどないと思います。当方のビニールハウスでも今の時期咲いたのは見たことがありません。
※補足 アブラムシは株元の小さな葉の間など、見つけにくいすきまに入り込んでいることも多いです。こまめにチェックしましょう。